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【採用担当Presents】若手社員が語る:医薬品の品質管理と生産を担うということ

大塚製薬に関心を持っていただいている就職活動中の皆さまに、社員からのメッセージをお伝えします。今回は、医薬品の品質管理と生産に携わる、入社2年目の伊東(イトウ)さんと入社4年目の田村(タムラ)さんです。

トップ画とこちらの写真は、徳島にある社員の研修施設「能力開発研究所」です。写真の絵は、“真っ白なキャンバスに、まだ誰も見たことがない、大塚にしかできないことを描いていきたい”という思いが込められています。能力開発研究所についてはこちらの記事をご覧ください。


【伊東さん(写真:左)】
2023年入社。鹿児島県出身。学生時代は、農学部の水産分野で水生生物などを勉強。部活動は演劇部で、役者と舞台装置づくりに熱中。徳島の好きなところ:カフェが多い、魚介類も肉もおいしい、神戸や大阪まで車で行ける

【田村さん(写真:右)】
2021年入社。栃木県出身。大学ではポカリスエットをお供にソフトテニス部でストイックにプレー。大学院では統合生命科学を専攻し、微生物について研究。徳島の好きなところ:自然がいっぱい、ラーメン・うどんがおいしい、香川・高知が意外と近い


― 田村さんは、入社してからどのような仕事に携わってきたのでしょうか。

田村さん:大塚製薬は医療関連とニュートラシューティカルズ(NC)関連の2つの事業がありますが、入社後は袋井工場(静岡県)でNC関連事業製品であるポカリスエットの生産を担当していました。2023年末に異動し、現在は徳島美馬工場で医療関連事業製品の生産に携わっています。4年目で2つの事業を経験させてもらえたのはとても有難いなと思います。

― 田村さんの生産での仕事内容について教えてください。

注射剤の製造でシリンジへの薬液充填など無菌工程を担当しています。自分の担当だけでも、シリンジの洗浄や滅菌、

薬液充填、打栓などがありますが、それ以外にも薬液の調製や凍結乾燥、検査、組立など製品になるまでに様々な工程を経ています。みんなで製品をひとつの形にするところが生産の醍醐味で、その薬を必要としている患者さんに高品質な医薬品を安定的にお届けできていることに誇りを感じています。さらなる安定供給のために、現場での改善提案も心掛けています。

― 伊東さんの品質管理での仕事内容を教えてください。

伊東さん:私は、徳島工場で工程の管理を担当しています。週に3日は品質や製造に関する試験にあてることが多いです。その内容は、製品をつくる途中でサンプルを取り出して試験をし、合格に達したら次の工程に進んでくださいとバトンを渡すイメージです。工場の製造環境を確認したり、製造に使っている水が規格に合っているかを調べたりする試験などもあります。それ以外にも、業務の手順書の改訂や新規機械の導入などを担当しています。

― そもそもどうして大塚製薬に入社したいと思ったのでしょうか。

田村さん:シンプルにポカリスエットが好きだからです!これまでスポーツをしていて、いつもポカリスエットに支えられてきました。次は自分が製品に携わることで、皆さんの健康に貢献したいと思ったからです。

― 伊東さんは、どうでしょうか。

伊東さん:私は、“自ら考えて行動する”“当たり前を疑う”という社風に惹かれました。

― 入社前に参加した先輩との交流会も入社の決め手になったそうですね。

伊東さん:品質管理の仕事というと、同じ試験の繰り返しという印象がはじめは強かったのですが、入社前に開催された先輩たちとの交流会でイメージが変わりました。品質管理はいわば“最後の砦”で、製品の品質は会社全体の信頼につながる仕事なのだと。同じ試験をして同じ結果が出るということが、どれだけ大事なことなのかを先輩方と話す中で感じました。

― 入社してみて、印象は変わりましたか。

伊東さん:交流会で仕事をやりやすくするための変化に前向きな職場という印象を持ったのですが、入社してもその通りでした。仕事環境を改善していこうというマインドの方が多いです。話しかけやすい職場であるのも、新人の私にとっては、とても助かりました。社会人になるのはすごく不安だったのですが、今の職場や上司は失敗しても受け入れてくれて、きちんとフォローもしてくれます。安心した環境で仕事に取り組めるのも、私が大塚製薬を好きな理由の一つです。

― 田村さんは働いてみて、大塚製薬の印象はいかがですか。

田村さん:伊東さんからも仕事をやりやすくするための変化に前向きな職場という話がありましたが、提案はウェルカムです。「もう少しこの生産工程をこうすればいいかも」など思ったことは新人の頃から提案しているのですが、これまで関わった上司や先輩、すべての人がやってみようと後押ししてくれます。あとは、「なぜ?」を大切にする会社だなと感じています。どうしてこうなってしまったのか、物事の本質を捉えて、次にどうしていくのかが重要視されます。

― 「なぜ」を追求することは、生産の仕事でもやはり大事なのでしょうか。

田村さん:生産は日々改善が重要で、起こったことの根本の原因を突き止めて次に活かすために、「なぜ」を追求することが大事になってきます。そして、何より準備が大切です。これは安定供給のための対策にもつながることなのですが、問題が起きないように日頃から掃除や片付けをしている時でも、とにかく不具合がないかを観察しています。ささいな変化も見逃さずに、音でも判断、目で見て確認。生産が始まる前に入念にチェックします。

― やりがいを感じるのは、どんな時でしょうか。

田村さん:大塚製薬の想いが詰まった製品を形にしている時です。自分の製造したものが、必要とされている方に届くことがやりがいにつながっています。

伊東さん:製品の品質が会社の信頼に直結するという仕事であるということ自体にやりがいを感じています。責任の大きさを感じますが、品質管理という仕事に携われていることに誇りを感じています。

能力開発研究所にある、企業理念を具現化した3つのモニュメントのひとつ「曲がった巨大杉」を背景に。 モニュメントの詳細はこちら。https://www.otsuka.co.jp/philosophy/monuments/

― 今後の目標について教えてください。

田村さん:製品を安定的に生産・供給するために、いろんな知識を培って、起こりうる問題にいち早く気付けるような人になりたいです。入社前から持っている自分が携わる製品で皆さんの健康に貢献したいという気持ちは、これからも変わりません!

伊東さん:品質管理には、微生物の試験や原料確認、最終製品の試験など様々な業務があります。今後は他の業務経験も積んで、視野を広げ、医薬品の品質管理の全体を捉えられる人になりたいです。これからも先輩たちの力も借りながら、臆せず新しいことにチャレンジしていきたいです!