【採用担当Presents】新卒とキャリア入社の社員が語る:大塚製薬の研究開発(NC)
大塚製薬に関心を持っていただいている就職活動中の皆さまに、社員からのメッセージをお伝えします。今回は、ニュートラシューティカルズ(NC)関連事業の研究所で働く、新卒入社5年目の伊藤(イトウ)さんとキャリア入社6年目の小林(コバヤシ)さんです。新卒とキャリア入社、働く場所も違う伊藤さんと小林さんですが、二人の口から出てきたのは、研究開発における共通の企業文化と環境。その背景には、大塚製薬の企業理念がありました。
【伊藤さん】
2020年入社。佐賀栄養製品研究所に所属。広島県出身。大学・大学院時代は、医学部保健学科に所属し、膵臓がんに関する新規バイオマーカーの意義や可能性について研究。硬式テニス部にも所属し、部活漬けの日々を送る。
佐賀県の好きなところ:自然が豊か、唐津(佐賀県)や博多(福岡県)、湯布院(大分県)など九州の観光地に行きやすい
【小林さん】
2019年入社。大津栄養製品研究所に所属。長野県出身。大学・大学院時代は、記憶力や学習能力が1日のタイミングでどこが一番よいかなど、ヒトの体内時計システムについて研究。武道の躰道(たいどう)にも熱中し、朝から晩まで稽古に励む。
滋賀県の好きなところ:研究所の前にある“琵琶湖”(研究の合間に自然に癒されます)、京都・大阪が近い(研究所の最寄り駅から京都駅までは15分弱)
― 現在の仕事内容について教えてください。
伊藤さん:新しい製品を開発するために、日々研究を行っています。私が所属する“佐賀栄養製品研究所”では、「運動と栄養」をテーマに、水分・電解質・栄養補給などに加え、近年では女性の健康にも注力しています。製品コンセプトやターゲットを検討するほか、女性のための基礎サプリメント“エクエル”のチームに所属して、分析業務やエクエルの製品の可能性をさらに広げるための研究などに携わっています。
小林さん:伊藤さんと同じく、新製品の研究開発に取り組んでいます。“大津栄養製品研究所”では、「腸と栄養」をテーマに、粘膜免疫などを研究しており、私は新製品の種や新たな製品コンセプトの創出、科学的なエビデンスの獲得に努めています。外部の研究者や医療関係者、一般の方とのお話を通して、新しい製品開発につながるヒントも探しています。
― 大塚製薬に入社したいと思った理由を教えてください。
小林さん:前職も研究職で、学会に参加した時に大塚製薬の方と話す機会があったのですが、研究のアプローチが他社と違っていて、面白いと感じたからです。まさに“ものまねをしない”会社だなという印象です。その印象は、入社してからも変わっていません。
伊藤さん:私は就職活動をしている中で健康なうちからアプローチする予防的な面が大事だと考えていました。身近でも、祖母が「ここが痛い、あそこが痛い」と言っているのですが、状態が悪くなってしまうと取り戻すのはなかなか難しいなと感じていました。検診はありますが、悪くなってから病院に行く方が多いですよね。その現状を変えたいと、健康を維持するために対策的な面からアプローチできる会社で働きたいと思っていました。製薬企業にも関わらず、医療関連事業に加えて、日々の健康維持・増進をサポートする製品を展開する“NC関連事業”がある大塚製薬は、まさに私が働きたい場所でした。また、自分が自信を持って人に勧められる、科学的根拠を持った製品を扱っている会社であることも重要視していました。私自身、硬式テニス部の練習では、大きいジャグタンクにポカリスエットの粉末を溶かして、部員みんなで飲む、先輩からの大会の差し入れはカロリーメイト、勉強の時に小腹がすいたらソイジョイ(SOYJOY)と、自分が頑張った思い出のそばには、いつも大塚製薬の製品がありました。
― 小林さんは他社で研究職も経験していますが、大塚製薬の研究の特徴は何でしょうか。
小林さん:大塚製薬に入ってびっくりしたことは、マーケティング部門などからオーダーをもらって製品開発をするのではなく、研究者自身が生活者の声を聴いて、そこから製品の種・アイデアを出す、“斬新さ”です。企業理念の“Otsuka-people creating new products for better health worldwide(世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)”の通り、本当に健康に貢献できる製品を創るため、研究者のアイデアや考えを大切に、そして尊重してくれる会社だと感じました。
― 職場の雰囲気はどうですか。
小林さん:突飛なアイデアであっても行動することを是とする雰囲気があり、様々なことにチャレンジできる風土があると感じています。働くのが非常に楽しいです。何か新しいテーマを思いついたら、研究所の所長に自由に提案でき、そのアイデアが洗練されたものであったら、主導して進めることもできます。自分が言い出したことは最後までやり続ける覚悟が必要ではありますが、新しい提案をした時にも、同僚の皆さんが「こういう情報もあるよ。こういうデータもあるよ。」と助けてくれて、共有することを惜しまない文化です。研究は、答えがない中で試行錯誤していくことが求められる世界かなと思っています。それが、研究職の醍醐味でいろいろなことにトライできるこの環境が幸せだなと感じています。
伊藤さん:新たなチャレンジができる環境に加えて、サポート体制が手厚いです。何か新しいことを始める時には、一対一で丁寧に指導してもらいながら、技術をひとつずつ学んでいくことができます。自立して研究活動を推進していくことが求められますが、もちろんトラブルが起きた時には、先輩がすぐに駆けつけて、一緒に考えて対応してくれます。NC関連事業の分野は多岐に渡るので、学生時代で学んだ領域とは違うからという理由で諦める必要はないと思っています。サポートしてもらいながら段階を踏んで成長できる環境があると私は実感しています。
― 大塚製薬の研究開発の印象を教えてください。
小林さん:あえて難しい課題に挑戦する会社だと感じています。本当に人々の健康に貢献できる製品にするために、しっかりとしたデータをもとに、科学的根拠を持った製品づくりにまっすぐに向き合える環境があります。
伊藤さん:小林さんが言われた通り、これまでに世の中にない科学的根拠を持った製品づくりにこだわっていると感じています。同僚の皆さんは、健康に貢献する科学的根拠を持った製品づくりを使命というよりは、当然のことだと捉えていると思います。上司や先輩からよく「現場をしっかり見なさい。きちんと生活者の実態を把握しなさい。研究者がきっとこういうことに困っているはず、だからこういうものを創りたいと想像するだけじゃなくて、その人たちが本当に困っているのか、必要としているのかをちゃんと見ないとだめだよ。」と言われることが多いので、日々の暮らしの中でいかに生活者の声を拾っていけるかを今頑張っています。
― 研究所が違っても、共通の企業文化や環境があるのはどうしてだと思いますか。
小林さん:大塚製薬の研究の考え方や歴史を紹介してくれる上司、先輩方がいることや学ぶことができる機会があるからだと思います。また、企業理念と共に、歴代の経営者の“流汗悟道”“実証”“創造性”という考え方が背景と合わせて語り継がれているのが大きいと感じています。
伊藤さん:各研究所で“世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する”を体現している方がいることも、大塚製薬の文化が根付いている理由だと思います。
“流汗悟道”“実証”“創造性”については、こちらのページをご覧ください。
https://www.otsuka.co.jp/philosophy/
― 今後の目標と就職活動中の皆さまにメッセージをお願いします。
伊藤さん:佐賀栄養製品研究所で誕生したエクエルに続くような、製品コンセプトが明確で、皆さんの日々の健康を支える製品を創り出すことです。就職活動中の皆さまには、大塚製薬には製品を使う相手のことを深く考え、創り手が科学的エビデンスをもとに想いを込めて製品づくりができる環境があることをお伝えしたいです。
小林さん:平均寿命が延びて、人生100年時代といわれていますが、この人生100年という長い時間をいかに楽しく健康に生きるか、健康寿命をどう延ばしていくかという観点で見ると、課題はたくさん残っています。それらの課題を少しでも解決できる製品を創りたいと思いながら、研究開発を進めています。まだまだ道のりは長いですが、企業理念にもある“better health”に貢献できる製品にしたいです。多様性の中でディスカッションを重ねることで健康に貢献する製品が生まれると思っています。ぜひ様々な考えやバックグラウンドを持つ方とご一緒できると嬉しいです。新たなチャレンジをなさりたい方、ぜひお待ちしております!