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「身近な大切な人を守りたいと思ったときに、その人の健康に貢献できる会社」だと思います。

「大塚製薬ってどんな会社?」「どんな社員が働いているの?」「どのような仕事があるの?」について、社員インタビューを通じてお伝えしていきたいと思います。
近年、女性の社会進出や活躍が進む中、「女性特有の健康課題」に対する大塚製薬の取り組みとは。女性の健康推進担当として勤務する中山(ナカヤマ)さんにその想いを聞きました。

【中山さんのプロフィール】

大学・大学院でスポーツ健康科学を学び、2015年に大塚製薬入社後、健康維持増進のための製品を展開するニュートラシューティカルズ事業部に配属。大阪で営業や販売促進を経験したのち、2016年からは「女性の健康推進担当」として関西地区を担当している。


大塚製薬はなぜ「女性の健康」に注力するのか


―現在の業務について教えてください。

中山:現在、「女性の健康推進担当」として、女性の特有の健康課題解決をサポートするような製品を提案したり、それに関わる健康情報を提供したりする仕事をしています。私が所属している「女性の健康推進プロジェクト」では、女性ひとりひとりが自分らしく、美しく、心地よく前を向ける日常を目指して、女性の心と身体をサポートする活動をしています。具体的には、女性の健康に貢献する食品やサプリメントの提案をしたり、医療機関に訪問して専門家に情報提供したり、企業や一般の方に向けた啓発セミナーを実施したりしています。

―「女性の健康」は近年話題になることが多くなりました。どのような課題があると考えていますか?

中山:女性の心と身体は、女性ホルモンに大きな影響を受けます。一か月ごとの波、一生の間の波といったライフサイクルや年齢によっても変化が訪れます。「女性活躍」といわれていますが、女性自身、そして周りの方々など社会環境も含めて、女性の健康についての理解が十分に追いついていないのではと感じています。

―女性特有の健康課題について知識や理解が追いついていない、とはどういうことでしょうか?

中山:女性特有の健康課題といえば、更年期症状や月経前症候群(PMS)などが挙げられますが、「我慢するもの」「女性であれば通る道」と思って、耐え忍ぶ女性はまだ多くいらっしゃいます。実際に、定期的な婦人科検診を受けていない方は約4割。産婦人科のかかりつけ医に女性特有の症状の予防や相談のため、日常的に受診しているのは2割以下という調査もあります。一方、日々の生活においては、家庭や職場など女性を取りまく環境について「女性の健康に知識・理解があると思いますか」という質問に対し、「ない・あまりない」と感じる女性は6割以上となっており、女性自身も女性の健康について情報と選択肢を十分に持っていないという結果になりました。女性自身はもちろん、周りの方々などの社会環境含め、お互いの理解が深まればもっと会社も、社会もうまくまわっていくのではないかと思っています。(参考:大塚製薬 女性のヘルスリテラシー調査|2023年版)

―女性自身と周りの方々に知って、対処してもらうために、どのような取り組みを行っていますか?

中山:大塚製薬では、「新・セルフケア」を提案しています。従来のセルフケアは、自分の健康は自分で守るために女性個人で知識を習得したり、行動を変えたりするものですが、当社ではこれに加え、「かかりつけ医を持つこと」「婦人科検診を受診すること」をお勧めしています。これにより、自身の健康状態を客観的に、そして正しく把握することができるので、女性の健康推進のための重要なポイントだと考えています。

―新しく「新・セルフケア」の提案を進めるにあたり、苦労していることも多いのではないでしょうか。

中山:新しい提案を浸透させるのは、本当に大変です。3月の「女性の健康週間」や10月の「世界メノポーズデー」など、社会の関心が高まる時期に合わせてセミナーを実施したり、女性社員の健康づくりに関心がある企業に直接訪問して説明することもあります。時間と労力がかかりますが、「婦人科を受診してみようと思った」という声や、提案について評価いただいた時には、とてもうれしく、やりがいを感じています。女性が健やかに生きる社会を作り、日本全体を元気にする。その想いを持って、取り組んでいます。

健康を考える日常が当たり前になるように


―中山さんはスポーツ健康科学を学ばれていたのですよね。

中山:はい、私は大学と大学院でスポーツ健康科学を専攻し、特に肥満についての研究を行っていました。肥満をはじめとして、サルコペニアやフレイルなど近年注目されている健康課題は、運動が大きく関与しています。大学院でも研究を続けていたのですが、このまま研究者として進むよりも、得た知識を、必要とされている方にお伝えしていくような仕事がしたいと考えるようになりました。それが実現できる企業に就職したい、という想いが強くなりました。

健康に関連する企業をいくつか調べていく中で、私の在籍していた大学が行った水分・電解質補給に関する研究データを見ました。大塚製薬は、飲料や食品についてもしっかりとエビデンスを持っている会社だ、という印象が強く残っていたので、私は大塚製薬に入りたい、と考えました。第一志望だったので、入社できてよかったです。

―最初は営業や販売促進担当でしたが、すぐに女性の健康推進担当に異動しましたね。

中山:私もビックリしました!
当社で開発した製品(食品・サプリメント)はいずれもエビデンスを有しています。それが強みでもあり、関わる皆さんにも自信をもって紹介してきました。営業も販売促進もやっと仕事がわかってきて、自分の担当がついて、さあこれから、という時期でした。
そこから女性の健康推進担当に異動となり、医療機関で専門家に説明するという、経験がない仕事だったので、正直少し不安もありました。でも、これまでのさまざまな活動において、専門家の方からも信頼をいただいていることは非常に大きかったです。

―大学で学んだスポーツ健康科学は、現在の仕事に活きていますか?

中山:大学や大学院での研究を通して、肥満に関することを含め、健康に関する一通りの知識は持っていたつもりでしたが、女性の健康に関することについては専門家と話をするレベルにはありませんでした。会社に入ってから、特に現在のプロジェクトに入ってから、勉強しました。会社では研修や教材もたくさんあり、先輩も教えてくださるので、初めての方でもやる気があれば身につけることができると思います。

―中山さんが現在チャレンジしていることを教えてください。

中山:まだまだチャレンジの途中ですが、現在「診療科連携」をテーマに取り組んでいます。更年期症状であれば通常、産婦人科を思い浮かべると思いますが、実は更年期症状は200種類以上あるといわれており、ホットフラッシュは産婦人科へ、手指の痛みは整形外科、お肌の悩みは皮膚科など実際に女性が受診する診療科はさまざまです。更年期世代だけれども手指が痛ければ、やはり整形外科を受診しようと思うだろうなと気づいたときに、各診療科の情報と女性ホルモンに関する理解が共有されていることが非常に大事ではないかと考えました。
共有されていれば、さまざまな医療機関を渡り歩く可能性も低くなり、女性の健康の課題もより解決しやすくなるかもしれない。そして診療科をつなぐ架け橋になりたい。その想いから、上司に相談して、診療科を“繋ぐ”講演会を開催しました。医療関係者からも評価していただき、とても嬉しく感じました。マニュアルがあって、やることが決まっているのではない分、難しさもありましたが、現場の課題に応じて新しいことにチャレンジでき、やりがいを感じました。

―チャレンジが実って嬉しいですね!最後に、中山さんの今後の目標を教えてください。

中山:20代でもやりたいと思ったことをきちんと伝えると、それを認めてくれる会社だからできたのではないかなと思っています。そういったチャレンジをし続けられるからこそ、社会も変えることができるかもしれない。私は本気でそう思っています。そして日々の活動を積み重ねていくことで、「健康を考える日常が当たりまえ」な社会を創ることができるかもしれない。身近な大切な人を守ってあげたいと思ったときに、人の健康を支えられる活動やチャレンジがしたいです。これからも頑張ります!

編集部のつぶやき

社員インタビュー企画の第1回目、お読みいただきありがとうございました!いかがでしたでしょうか?新しいことに挑戦する大変さとやりがいが伝わってきました。次のチャレンジも楽しみです!
今後も「大塚製薬のことをもっと知りたい!」という方にお読みいただけるよう、インタビューを続けていきます。次回もお楽しみに!!


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